どこかに必ずある景色
わたしは、見えない力の存在を知りたいのです。
ある場所で、ある光景、
そこに在った時間、言葉、光、音、数えきれない断片が、
だれかの心にもたらした「感触」に耳を傾けます。
わかってることだらけの日常で、わたしは隣にいる人の見ているもの、考えていることがわかりません。
それぞれに、見ている景色がある、それぞれの重力がある。
折り重なる次元は、武骨な織物のようにボコボコと穴が開いたり、
密集したりしてうねりながらずっと続いている地平。
物事の断片に耳を傾ける、
それぞれの心の奥で動いた景色を見たいと思って作っている。
2019
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A scene must be somewhere
I want to know the existence of the invisible power.
A scene, in a place
I listen to the “touching” someone’ s mind
which come from the time, the words, the light, the sound, the countless fragments.
It’s a life full of What I know,
and I don’t know anything what the person next to me is looking and thinking.
Each one has its own gravity and own view.
The folding dimensions like a samurai fabric,
which is flat ground that has been going on for a long time, with holes opening and swelling.
I’m listening to fragments of things,
I want to see the scenery moving in the back of each mind.
2019
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Texts for the exhibition
●伊藤 誠 Makoto ITO ≪2017 展覧会によせて≫
●菅 木志雄 Kishio SUGA ≪第11回大黒屋現代アート公募展≫
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